治療概要
| 治療内容 | 再根管治療 |
|---|---|
| 治療期間 | 2ヶ月(精密根管治療後2週間後に外科処置を行った) |
| 治療回数 | 5回(他、術後3ヶ月後、1年後の経過観察等を除く) |
| 費用 | 379,500円(税込、被せ物まで含む) |
| リスク・副作用 |
|
治療前の状態・主訴

患者様は2年ほど前に保険診療で治療した銀歯を白いものに変えたいと考え、自費治療を行う歯科医院を受診したとのことでした。
その医院では根の先に病変はないと診断されましたが、以前の根管治療のやり直しを勧められ、特に深く考えずに根管治療を開始したとのことでした。
被せ物を外した後、根管治療を始めると「この歯は残すことができないので抜歯してインプラント、もしくはブリッジにしましょう」と突然言われたとのことでした。
患者様は見た目を良くしたい思いで被せ物を変えるために行った歯科医院で、何も症状がなかった歯に抜歯宣告されたことが納得できず、当院を受診されました。
治療詳細



当院にて精密根管治療を開始したところ(画像1)、他院での根管治療における虫歯や土台の取り残しが確認できました。
さらに最も問題となったのが、他院で行った土台除去の際に削りすぎたことで歯に穿孔(穴)が生じており、その部位から炎症性の出血があった点です。これは他院での処置によって生じたものであり、当院での治療の難易度を高める主な原因となっていました。
幸いこの患者様は歯の周りの組織への損傷は一部分にとどまっていたため、M T Aと言われるコンクリートにて受傷してしまった穴を封鎖し(画像3)問題を解決できました。
治療後の様子




術前に確認されていた痛みや腫れは、2回目の精密根管治療の際には消失しており、無事にセラミックを装着できました。治療終了後2年の経過観察では、非常に良好な経過を確認しています。
根管治療における安易な治療の介入は歯の寿命を縮めます
今回の症例の患者様は、他院にて無症状だった歯を白い被せ物にやり替える際に、予防的な根管治療を受けられました。ところが処置中に歯に穴が開くトラブルが生じ、突然抜歯を宣告されました。しかし、当院の再根管治療によって抜歯を回避して無事にセラミックを装着し、2年間の根管治療後の経過観察も良好です。
被せ物のやりかえを行う際に予防的な意味合いで根管治療を行い、歯根の治療の精度を高めることは合理的な考え方です。しかしながら、根管治療を行うことへのリスク、難易度等の評価を術前に完璧に理解し、それに伴った技術力を提供できることが大切になります。
現在、自費の根管治療であっても、土台を外す際に生じる歯根破折や、今回のような穿孔(歯に穴が開くこと)は、非常に多く見受けられます。これでは本末転倒と言わざるを得ません。
根管治療に使用する器具や機材は、どの歯科医院でも大きな違いはありません。しかし術者の知識・技術力が伴わなければ、その道具は本来の力を発揮できません。根管治療は専門的なトレーニングを積んだ、スキルに信頼のおける歯科医師に委ねることをお勧めいたします。
目白マリア歯科は確実な診査、診断を行い、適切な治療のご提案をさせていただいております。根の治療でお困りの方は一度当院の精密根管治療初回カウンセリングにお越しください。
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