精密根管治療の症例

【症例】初回根管治療(歯髄壊死)|患者様利益を考えた精密根管治療

目白マリア歯科精密根管治療症例抜髄0422メイン

治療概要

治療内容 抜髄(初回根管治療)|精密根管治療 期間 1週間
治療回数 1回〜2回 費用 132,000円(税込)
※処置当時の料金

治療前の状態・主訴

昨日から「何もしなくてもズキズキ痛む」ことを訴えて来院された患者様です。来院当日は痛み止めを服用し少し痛みが落ち着いている状態ですが、数時間で痛み止めが効かなくなってしまうとのことでした。

当院での診査の結果、歯髄壊死・根尖性歯周炎と診断しました。カウンセリング当日は痛みが非常に強かったため応急処置まで進め、残りの治療は精密根管治療で行うことになりました。

治療詳細

応急処置を施した結果、応急処置後に痛みから開放されたとのことで、当日予定通り精密根管治療を開始しました。

治療回数は2回、1回目は根の中を徹底的に綺麗にし、2回目の治療で根管を封鎖、土台(支台築造処置)、仮歯の作製まで終了しました。

治療後の様子

  • 目白マリア歯科精密根管治療症例抜髄0422治療後
  • 目白マリア歯科精密根管治療症例抜髄0422治療後A
  • 目白マリア歯科精密根管治療症例抜髄0422治療後B

治療終了後、良好に根の中にバイオセラミックが充填され封鎖できていることを確認し(画像A)、3ヶ月後の経過観察にて、痛みや違和感がないことはもちろんのこと、術前、術後に確認できていた根尖性歯周炎の透過像の縮小を確認(画像B)し経過が良好であると判断しました。

経過観察当日に被せ物(最終補綴処置)の型取りを行い、次回セットし終了しました。次回は1年後に経過観察を行う予定です。

主な副作用・リスク

・精密根管治療はすべて自費の治療になります。
・根管治療終了後には術後性疼痛がある場合があります。
・根管治療が予後不良の場合は歯根端切除術を行う必要があります。

<初回の根管治療(抜髄)患者様利益を考えた精密根管治療。少ない回数で治療が完了し、予知性が高い処置が可能です>

目白マリア歯科【症例】初回根管治療(歯髄壊死)|患者様利益を考えた精密根管治療_治療後_術前術後の比較レントゲン画像

この患者様はお仕事の都合上、多くの回数を歯科医院に来院されることが難しい患者様でした。今回の治療も2回の来院で根管治療を終了し、3ヶ月後に経過観察を行い問題がないことを確認し治療を終了いたしました。合計で4回の来院で治療を完了しました。


 精密根管治療のメリットの一つは少ない回数で治療が完了し、予知性が高い処置を行うことができることです。
 また、個人差はありますが、治療後の病変(根尖性歯周炎)のレントゲン像に変化が見られるのはおおよそ3ヶ月後であることから、当院では根管治療終了3ヶ月後に経過観察を行い外科的歯内療法(歯根端切除術)の必要性を判断しております。
その後2年間は1年に1回ほどの来院にて治療歯の経過を拝見させていただいております。

 なお、今回は初めての根管治療である抜髄(歯の神経を取る治療)を精密根管治療で実施いたしました。コンセプトに沿った無菌的な処置を初回の根管治療で行うことで、根管治療による細菌増殖リスクや何度も根管治療を繰り返すことで歯質が少なくなることによる抜歯リスクも回避することにつながり、患者様にとって有益な治療であることもお伝えしたいと思います。

 

下記のページもご参照ください。

● 目白マリア歯科|診療メニュー|根管治療・歯内療法
● 目白マリア歯科|精密根管治療 症例一覧

 

 


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院長 宮澤 仁

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専門分野
  • ・根管治療
所属
  • ・アメリカ歯内療法学会
  • ・日本歯内療法学会

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