精密根管治療の症例

【症例】精密根管治療による抜髄処置(初回根管治療)|歯の寿命を左右する初回根管治療

目白マリア歯科初回根管治療症例治療前20190917

治療概要

治療内容 抜髄(初回根管治療)|精密根管治療 期間 1週間
治療回数 1回〜2回 費用 132,000円(税込)
※処置当時の料金

治療前の状態・主訴

  • 目白マリア歯科初回根管治療症例治療前20190917

3日前よりズキズキする痛みを感じ始め、初診当日は頭に突き抜ける痛みがあることを主訴に来院された患者様です。
症状は冷たい物、温かいものを食べたときの痛みを訴えておられました。
術前の診査より持続性(長い時間)の冷温痛、打診痛を確認し、当院では不可逆性歯髄炎と診断しました。

治療詳細

  • 目白マリア歯科初回根管治療症例治療中20190917

歯科用拡大鏡、歯科用顕微鏡下にて、軟化象牙質(虫歯)を除去後、歯髄を確認すると一部の歯髄には血流がなく部分壊死を起こしていることがわかる。
う蝕などの感染による歯髄炎から歯髄壊死への移行期に激痛が生じる場合が多い。

今回は術前に歯髄炎による疼痛を確認していたため、水酸化カルシウムを貼薬した後、2回目の治療にて根管充填、支台築造処置を終了させている。

治療後の様子

  • 目白マリア歯科初回根管治療症例治療後20190917

次週、問題なければ仮歯の作製および、最終補綴物の製作に移行する。
3ヶ月後に経過観察を行い最終的な根管治療の予後を確認する予定。

主な副作用・リスク

精密根管治療はすべて自費の治療になります。
根管治療終了後には術後性疼痛がある場合があります。
根管治療が予後不良の場合は歯根端切除術を行う必要があります。

歯の神経を取る必要がある場合も、できる限り歯の強度を保ち再発リスクも下げる目白マリア歯科の精密根管治療

今回の症例は、激しい痛みを主訴に来院された患者様のケースをご紹介しました。

目白マリア歯科【症例】精密根管治療による抜髄処置(初回根管治療)|歯の寿命を左右する初回根管治療_術前術後のレントゲン画像比較

 

根管治療において初めての根管治療(抜髄処置)が、その後の歯の寿命を左右する非常に大切な治療になります。 しっかりとコンセプトに沿った根管治療を行うことでより将来的な根尖性歯周炎(骨の中にまで炎症が進行しご自身の歯を残せなくなる場合もあります)になるリスクを最小限に抑えることができます。

コンセプトに沿った治療を行うことで成功率は96%と言われていますが、その成功率は術者の熟練度、治療環境により大きく変化するともレビュー論文で多く報告されています。
参考文献:Int.Endod.J:2007;40:921~939 Y.-L. Ng1 , V. Mann2 , S. Rahbaran1 , J. Lewsey3 & K. Gulabivala

「再治療のリスクを下げる」➡「再治療による歯質削合を防ぐ」➡結果、歯の物理的な強度の保存につながります。 初めの根管治療を適切に行うことで、再度治療が必要になるリスク下げることができます。それは再治療の際にご自身の歯をまた削り、歯が弱くなってしまうことを防ぐことになるのです。

「歯の強度の低下」は「歯根破折(歯の根が割れたりひびが入ったりすること。抜歯になる可能性が高い)」のリスクを上げてしまうためこうした抜髄処置(初回根管治療)の時に歯科用顕微鏡を用いて、最大限の歯質保存をすることで治療の費用対効果が高くなる可能性があると考えられます。

当院では、歯内療法専門医院と同等な経験と技術をご提供させていただくことが可能です。
目白マリア歯科では精密根管治療による抜髄処置(初回根管治療)で、再治療のリスクを抑えるととともに、将来的に非常に大切になる「歯の強度」をできるかぎり保つ治療を行います。

特に根の治療のやり直しを繰り返すことで、将来的に歯を失う可能性を高めることになりかねません。

虫歯が進行してしまい激しい痛みがある方は治療についてご相談ください。しっかり診査診断を行い、歯の神経を取る必要があるかどうか、もし神経をとらなければならない場合の治療についても丁寧にお話いたします。

※下記もご参照ください。

診療メニュー根管治療  
精密根管治療 初回カウンセリングについて  


 

 


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院長 宮澤 仁

院長宮澤 仁Miyazawa Jin院長紹介ページはこちら

専門分野
  • ・根管治療
所属
  • ・アメリカ歯内療法学会
  • ・日本歯内療法学会

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